知れば知るほどうなずける即席ラーメンの雑学
カップラーメンと聞くと、真のラーメン好きからすると少し邪道のように思えてくるかもしれません。
ですが、日本のラーメンの歴史を語る上で、カップラーメンは避けては通れない存在といえます。いまや日本製の即席麺は世界中で好まれており、嗜好品としてだけでなく、日々を生き抜くための食料としても役立てられているほどです。
世界中の空腹を満たしているといっても、過言ではないかもしれません。お店で食べる本格ラーメンを愛する人も、ひとつの知識として知っておいて損はないでしょう!
そんな即席のラーメンが最初に登場したのは、1958年8月25日だそうです。
そのため、この日は即席ラーメン記念日とさえいわれています。
それまで即席で食べるという概念がなかったラーメンの麺を、高温の油で揚げることにより、お湯を注ぐだけで食べられるという画期的なスタイルに繋げたのです。
それまで、ラーメンは人気の食べ物であったため、屋台が町へ出れば瞬く間に行列ができるような状況だったそうです。
そんな貴重なラーメンを、身近な国民食に変貌させた即席ラーメン第一号は、まさにラーメン界の革命ともいえる存在だったかもしれません!
そんな最初の即席ラーメンは、チキン味で発売されたそうです。
現在でも広く愛される、あのチキン味ラーメンです。ラーメンの定番的な味ではないながら、あっさりしており癖がなく、食べやすいことから採用されたそうです!
最初に発明、販売した人の、愛情が感じられるエピソードといえるでしょう。以降、種類が増えたり、カップ型で販売されたりして、日本の食を語る上でなくてはならない存在へと成長していきました!
いまや、ワールドワイドな視点においても同じようなことがいえるでしょう。
カップラーメンにおける昨今の傾向といえば、名店の味を再現した本格派製品が印象的です!
それこそ、人気店の店名を関したもの、店主の写真が入ったラーメンなど、気合いがこめられています。ある種、本格ラーメン派からすれば邪道な印象を覚えるかもしれませんが、あながちそうでもありません。
私も、店で食べるラーメンが好きな一人でありながら、定期的についつい買ってきてしまいます。そのものを味わうも良し、またまだ行ったことがない名店の下調べ的な意味で買うのも良いかもしれません。
名店系カップラーメンで見出したお気に入りラーメン店も、事実何軒かあります。
そんな豊富なバリエーションも、すべては1958年の第一号が発売されなければ存在していなかったことでしょう。
即席ラーメン記念日には、そんな感謝の気持ちも抱きながら、美味しい一品に舌鼓を打ってみようと考えた阿藤豊でした!
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