日本のラーメン文化の歴史を辿ります
どーも!阿藤豊です!
阿藤豊のラーメン話で今回お届けするのは、ラーメンの歴史について。
今まで色々とラーメンについて調べて語ってはきましたが、そもそもラーメンの歴史についてお話していなかったことに気づいた今日この頃です。
なので、今回はある程度有名な話ですが、そもそもラーメンっていつからあるの?みたいな話をしていきたいと思います!
近年ラーメンは、我々の生活から切っても切り離せない食べ物の一つです。
手軽に素早く、ジューシーで美味しく、部活終わりや仕事帰り、飲み会の後のラーメンなんかは格別ですよね!
そんな日本におけるラーメン歴史の最初は、なんとあの水戸黄門で知られる水戸光圀であるとする説がもっとも有力です!
1659年に明から亡命してきた儒学者が水戸藩に招かれた際に水戸光圀に振舞ったとされたのが、日本で最初のラーメンの歴史と言われています。また、1488年・室町時代の書物にも、中国のレシピを参考に「経帯麺」と呼ばれる麺を作ったという記載があったことが明らかになり、こちらもまた有力な情報である可能性があるそうです。
ですが、まだこの時代はラーメンが一般的にはなっておらず、大衆は知る由もないたべものであったとされています。実際にラーメンが、人々の目に触れるようになるのは1850年ごろ、つまり明治維新の時代です。
明治維新によって、港が開かれ日本の各地に中国人街が出現し、中華料理が大衆へと広がっていきます。
明治中期になると「南京そば」と呼ばれる中華そばの原型となるものの屋台が引かれはじめ、徐々にラーメンが一般的に浸透していくのです。そして1910年、浅草「来々軒」が開業し、日本で初めてラーメン屋として店舗を持ったお店が始まりました。1923年ごろには中華麺に必要なカン水を取り扱う業者が横浜と東京に開業、よりラーメンを作りやすい環境になっていきます。
この頃に銀座「萬福」、京都「新福菜館」飛騨高山「まさご」と言った老舗のラーメン屋が開業していることからも、いかにラーメンが一般的になっていったのかが分かります。
1950年前後、いわば戦後の貧しい時代には、栄養価が高くしかも安価なラーメンが人気を博しました!この時代を機にラーメンは大きく発展を遂げることとなります!
1958年には世界初のインスタントラーメン、チキンラーメンが発売され、南京そば・支那そばや中華そばと呼ばれていたものがついに「ラーメン」として全国的に広く浸透することになります。
つけ麺や、油そばもこの時期に発明され、次々と日本独自のラーメン文化が発達し、ラーメンが日本食として大きな一大ムーブメントとなったのでした。
ラーメンは日本の歴史と共に成長してきた、いわば日本を象徴する国民食の一つであると言えます!
昭和前期に開業したラーメン屋でもいまだにその味を作り続けている所はたくさんありますから、ぜひ足を運んでみると良いでしょう。
歴史を感じ、タイムスリップしたような気持ちになれるかもしれません!
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